DRMマーケティングでゼロから40億を稼いだ酔っぱらいのジジィ

どーも、スモールビジネスを応援する斉藤です。

最近、飲み会とかでいろいろな個人事業主の方やサラリーマンの方とお話しする機会があるのですが、そこで違和感持つのが自分の(自社の)商品のとらえ方なんですよね。そういえば、私も少し前は同じ考え方だったなぁと。

自社商品のクオリティさえ高めれば、オリジナリティを高めていけば、利益は拡大していくと信じていたころ。それは全くもって間違ってはいないのだけれども、少し視点を変えるだけで物事がすんなり腑に落ちたりします。私の場合はそうでした。しかもそれを教えてくれたのは酔っぱらいのジジィ・・・人生どこで何があるかなんてわからないですよね。

酔っぱらいのジジィが飲み仲間になった

ちょうど2年ぐらい前・・・私の飲食店で働いているときに、一風変わった初老の男が入店してきたんです。

「何だ、ここで飲めるのか??」

一風変わった初老の男と書いたけれども、実際のところは単なる酔っぱらいのジジィ。すでにロレツは回っておらず、胸元がはだけている。それでも何かただならぬオーラをまとっていたのは確か。私も変わった人が好きなので店もそこそこに酒盛りを始めてしまったわけです。

最初はよそよそしかったジジィも、何度か顔を合わすうちに私のことを気に入ってくれたのか、それからというもの週3ペースで来店してくれるようになり、一緒に飲んだり、店を早めに閉めて飲みに行ったりしていくうちに、だんだんとジジィの素性がわかってきました。

店に飲みに行くたびに客席数を計算する。私も飲食店をやっているので同じことをしたりするのですが、ジジィの場合は平米数も計算して家賃も計算する。頭の中が根っからの商売人なんだなと。

また、ジジィに聞いてみたら昔、水商売もしたことがあり、不動産も扱っていたとのこと。他にも魚屋や飛び込み営業や女のヒモとかいろいろなビジネスの話を半年間で聞いたわけです。(ヒモがビジネスになるのかはさておいて)

で、その中で気になった話がDRMマーケティングの話なんですね

酔っぱらいのジジィはもちろんDRMマーケティングという言葉を使ったわけではなく、リストを集めて商品をダイレクトメールで案内したと話してくれました。ちなみにDRMマーケティングとはDirect Response Marketing(ダイレクト レスポンス マーケティング)のことです。

「それで、ジジィいったいいくら稼いだの?」と僕。

「ゼロから始めて1年で40億・・・」

私の頭の中に稲妻がズバババッ!!と走った瞬間でした。

結局、本を読んだだけでは役には立たない

自分で言うのもなんですが、私はかなりの読書家なのでビジネス本も結構読み漁ってます。そのため、DRMマーケティングが何かということはすでに把握していたわけです。

ですが、実践しないんですよねー、やっぱり。本で読んだだけじゃ実践しないんです。大方ほとんどの人がそうなのではないでしょうか?DRMマーケティングがとんでもなく稼げるという知識を本で得たとしても、実践しないんです。なぜなら、リアリティがないから

だからと言って本を読むことが意味がないというわけではないです。本で予備知識を得て、セミナーに参加したり、交流会とかで実践されている人たちと交わり、リアリティを感じ実践することで、ほとんどの場合は成果につながります。

私の場合は運が良かったです。

なぜなら、まさか飲み仲間の酔っぱらいのジジィが、DRMマーケティングで稼いだ話を聞けてリアリティを持つことができたわけですから。

また、本を通じて予備知識があったことも大きいです。

ちなみに酔っぱらいのジジィのイメージはこんな感じです。

こんな感じのロレツの回らない酔っぱらいジジィが入店してきても、普通は一緒に飲もうとは思わないですよね。むしろ出禁レベル(笑)当時の私の嗅覚を褒めてあげたいです。

DRMマーケティングとはどんな手法なのか?

では、いったいDRMマーケティングとは一体どんな手法なのかというと、簡単に言ってしまうと、見込み客に直接セールスを仕掛ける手法です。

間に問屋さんとかを介さないので利益率も高いですし(問屋を介する場合もあります。)、もともと見込み客なので商品の購入率がずば抜けて高いわけです。無駄なことが一切ないので時間も短縮でき、またセールスを仕掛けていく手法なので守りではなく攻めのマーケティング手法といえます。

素晴らしいクオリティの商品、唯一無二の商品と優良顧客リストがあれば、DRMマーケティングの手法で恐ろしく稼げてしまうわけです。しかもローコストで。

ゼロから1年で40億を稼ぐことも可能なわけですね。

オリジナル商品は持たなくても良い

しかし、ここで少し考えてほしいのが、唯一無二の商品をあなたは持っていますか?ってことです。特許とか著作権とかでない限り、おそらくあなたの商品には競合がいて、唯一無二の商品ではないはずです

また、唯一無二の商品を持っていたとしても、その商品を販売し終えたら常に新しい顧客を探さなければならなかったりしますよね?結局、永遠にお客様を探し求めていかなければならないわけです。あなたがあなたの商品にこだわり続ける限りは。

 

結論から言いますね・・・

 

DRMマーケティングをはじめ、ビジネスで生き残るためには、

 

商品へのこだわりを捨ててください。

 

商品にこだわりを持ち続けると死にます。なぜならビジネス用語でプロダクトライフサイクルというものがあるのですが、簡単に言うと販売製品の寿命です。物事には必ず寿命があります。そして、商品にこだわりを持ち続けると、その商品と心中をすることになります。

 

あなたはあなたの商品と一緒に心中ができますか?

 

もちろんオリジナル商品があったに越したことはないです。ですが、ぶっちゃけていうと商品なんてなくても良いんです。顧客リストさえあれば・・・。

 

商売はモノありきではないです。人ありきです。

 

この思考の転換をしなければ、私たちはビジネスと心中をすることになります。

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